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スタッフの日記

大阪1泊旅行-和解した恋人たち-

 たった一泊ですから、あっという間に時間は過ぎてしまいます。

英国海外郵趣のみんなが待つ東京へ帰りましょう。

ちなみにスタッフが待っているのは 切手のまめ ではなく、お土産ですけどね。

40面白い恋人.jpg

㈱よしもと が発売元の「面白い恋人」です。そうです、もちろんパクリの方です。

御本家はこちら、38白い恋人.jpg

お土産アイデア パクリ訴訟は、結局和解となったとか、ニュースで知りました。

「面白い恋人」は条件付きで販売は許されたようです。

具体的には、「紛らわしい意匠のリボンや周りの額縁模様はやめてほしいワー」

「大阪土産やったら、大阪以外の処で販売すんのんやめてほしいワー」

と御本家さんは、ガメツイ大阪商人相手に、使い慣れない大阪弁を駆使して提言、大幅な譲歩を見せてくれました。

ということは、このパッケージも近々見られなくなるのでしょうね。

お土産をスタッフに見せたら、みんなケイタイのカメラを持ち出してきて、パチリ とやってました。

包装紙意匠のパクリはいけないけど、カメラでパチリはいいのです。

もっとも、大阪弁では、パクリのことをパチリとも言いますけどね。

 

 

 

大阪1泊旅行-痛い私鉄電車-

 大阪の私鉄、南海電車に乗ってきました。 

大阪中心部と関西国際空港を結ぶ鉄道、大阪南部海側を走るのは南海電鉄です。

特急ラピート号は鉄人28号に似た顔をしているので、鉄道ファンにも人気があります。

52南海ラピートjpg

切手のまめが乗ったのは、普通車(各駅停車)です。

51南海普通電車jpg

なんの変哲もない車内です

50南海車内1jpg

が、よく見ると・・・ドアの両サイドにご注目ください。

45男の子.jpg 引きこまれないよう ご注意ください

そりゃー、引き込まれたらたいへんです、ものすごく痛いです。涙も出ます。

50南海女の子jpg のコピーjpg 引きこまれないよう ご注意ください

女の子バージョンもあります。指は大けがをします。お嫁に行けなくなるかもしれません。

イヤー、大阪の私鉄はダイレクトな表現をしますね。

もう一つ、オマケがあります。

ファミリーレストラン「ジョナサン」のトイレの扉です。

49ジョナサンjpg

だれかー、救急車呼んでください! 重傷です。

今日は、痛ーーーい お話でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大阪1泊旅行-ひとりぼっちの燈台-

 今年の春到来は少々遅れているようですが、頬にうける風は心地よくなってきています。

春風に誘われ、大阪の南部の商業都市「堺市」を訪問しました。

これから3回にわたってミニ旅行記を書きます。

 

茶の湯の始祖であり、茶聖と称せられる千利休は堺出身です。

また歌人与謝野晶子の生家もここにあります。お菓子問屋のお嬢さんとして

東京へ与謝野鉄幹と駆け落ちする迄、堺で育ちました。

刃物や香料の技術も発展し、堺が商人の町として栄えたのは海路の要所であったためです。

運良くホテルの部屋からは堺港が見渡せて、ホテルライフを満喫した

切手のまめですが、

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この眺望の中に、「当初の場所に現存する日本最古の木造洋式燈台」があるのです。

写真右手前や遠景に見えているのは全て工場の煙突です。さて、何処にあるのでしょうか。

正解はあとで書きます。

朝の散歩をかねて、会いにいきました。

56灯台.jpg

堺港の燈台:明治10年に築造され、約一世紀の間大阪湾を照らしつづけましたが、昭和43年廃灯となりました。

昭和43年に国の史跡に指定されています。ー境まちあるきマップ よりー

比べる物がないので大きさはわかりにくいですが、窓の様子から想像してください。木造住宅の3階立てぐらいかな。

何とも可愛いと形容するのにぴったりな、小さな燈台でした。

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年代不詳の絵はがきですが、当時では最も高い建造物で、堺港のシンボルだったのでしょうね。

この燈台は、堺中央郵便局の風景印にもなっています。この次行ったとき、風景印を入手しておきます。

ホテルの部屋から見た、眺望の中の燈台は

53灯台窓風景.jpg

写真中央の高速道路の橋桁の間から土台だけがチョコッと見えています。

まるで、「ワタシ、ココニ イマス 絵はがき」になってしまいました。

燈台現役時代は寄港する船の案内役港のスターも、今や役目を終え海に向かってポツンと建つ燈台、

ちょっと寂しそうな光景でした。

切手の燈台をご紹介します。   アイスランド発行灯台2種

先にも書きましたが、燈台へは、会いにいくという表現が適していると感じました。

燈台クン、また来るね。

 

みどりの山手線

 切手のまめ は通勤に山手線を利用しています。

現在の山手線のラインカラーとなったみどり色(ウグイス色)の電車は1963年に登場しました。

今年で50周年、これを記念して車体をみどり色にラッピングした

「みどりの山手線ラッピングトレイン」が現在運行されています。

しかしこの電車は山手線の内回り・外回り合わせて1列車のみなのです。

先日運良くこの記念電車に乗り合わせることが出来ました。

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                                         JR渋谷駅にて

この日はなんだか良いことありそうで、喜び勇んで会社のみんなに報告したら、

スタッフの中に「乗鉄」がいて、

『鉄道ファンは、もっと細かいところまで観察するんだよ、例えば車体標記とか・・・』

ウ〜〜〜〜ン、そうだったのか。よし、次に出会ったら車体標記をカメラに収めようと

チャンスを狙っているのですが、それっきり、みどりの山手線に乗り合わせることはありませんでした。

それが昨日のこと、同じくスタッフのEさんがケイタイで車体標記を撮ってきてくれました。

60みどり車体標記.jpg

なるほど、たしかに字体が異なります。みどりの山手線の車体標記は”のんびりしたお人好しさん”風です。

今日のブログはスタッフみんなの協力で掲載できました。

切手のまめ 大感謝です。また乗ってラッキーデイにしょう!

 

 

フランスの城、切手と絵葉書(5)最終回

  切手とアンティーク絵はがきで連載してきましたこのシリーズも今回で最終回とします。

「フランスの城、切手と絵葉書」はブログを見に来てくださる方も多いのですが、

切手はたくさんあれどもアンティーク絵はがきの方がネタ切れです。(無念ナリ!)

さて、フランスで最も大きな宮殿

フォンテンブロー古絵はがき正面.jpg

フォンテンブロー古絵はがき裏面.jpg

フォンテーヌブロー宮殿です。

正面玄関のU字型の階段がトレードマークでしょうか。

お城と階段といえば思い出すのが、シンデレラです。12時を過ぎるともとの姿に戻ってしまう彼女は

急いでお城を去ります。そのとき階段の途中に脱げ置いてきたのが、ガラスの靴でしたね。

実話でもフォンテーヌブロー宮殿は数々の歴史の舞台でもありました。

フォンテンブロー切手ナポレオン.jpg

ナポレオンⅠ世です。彼がエルバ島に追放されるとき、この階段は彼の背中を見送ったのですね。

フォンテンブロー古絵はがきカラー.jpg

こんなステキなお城ですもの、見送られるよりも、見送る側になりたいですね。

フォンテンブロー切手.jpg 1951年発行

最も城の特徴を表し、格調高く仕上げた凹版切手です。

前階段の形状が、城の優美さを讃えて奏でるための楽器 たて琴 のようにに見えてくるのは私だけでしょうか。

 

 

今日のおやつ(8)

 昨日(2月7日)、新潟県で今年の春一番が吹いたとのお天気ニュースを聞きました。

しかし今日の関東地方は強風で、標示の気温以上に体感温度が冷たく感じられます。

そんな中でも、お客様のYさんはいつも通りお菓子を手土産に

当社へ切手を買いに来てくださいました。

64桜餅.jpg

日本橋にある「栄太樓総本舗」の桜餅です。

春の風が吹いてきてくれました。こういう風なら大歓迎です。

早速、当社の花切手コレクションから桜の切手を探しました。

63桜餅.jpg 1995年 日本ブラジル修好100周年記念(ブラジル発行版)

オオー、これがそうなのか!

切手のまめはブラジル発行版を見るのは初めてです。

ブラジル側の切手も日本と同じように正方形切手だったのですね。

「仲良きことは美しきことかな」

今日は美味しいお茶がいただけそうです。

 

ハンバーガーは座布団にもなるよ

この切手1シート100円でいいよ」と社長から手渡されたとき、

切手のまめは、「しめた!」と、心の中でほくそ笑みました。

つまり自分も買おうと思った切手なのです。

68メルラモス.jpg

この絵の作者はメル・ラモス、お色気切手ではありませんのよ。アンディー・ウォーホルや

ロイ・リキテンスタインらによって展開されたポップアート、つまり現代芸術なのです。

渋谷にあるBunkamura ザ・ミュージアムにおいて

ベラルド・コレクション「流行するポップアート」展が開催されたのは2004年の秋でした。

その後 群馬県、高知県、北海道、名古屋などの美術館を巡回しましたから

ご覧になった方もいらっしゃるでしょう。

67メルラモス.jpg 

これはそのときの半券です。切手のまめの物持ちの良さがこういうところで役に立ちました。

そしてこの絵です。

65メルラモス.jpg

画布の大きさは100号ぐらいの大きなものと記憶していますが、

展示会場でこの絵はがきを買ったのは、まさに カワイイ!と感じたからです。

作品は1965年の製作、ポップとは大衆のこと、誰が見てもわかりやすいチャーミングさを

鮮やかな色使いで力強く表現しています。ハンバーガーは座布団にもなること

ワカリヤスイナー。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フランスの城、切手と絵葉書(4)

 格言、名言に「◯◯を見ずして死ぬことなかれ」というのがありますが

皆さんは、◯◯〜の中に何を入れますか?

「ローマを見ずして死ぬことなかれ」や「ベニスを見ずして死ぬことなかれ」

あたりがすぐ出てくると思いますが、ともにイタリアのこと。

それではフランスなら、・・・そうです!

カルカッソンヌを見ずして死ぬことなかれ」となるわけですよ。

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カルカッソンヌは今に残るヨーロッパ最大の中世城塞都市で、周囲数キロにわたり二重の城壁の中に

現在も千人が居住する城郭です。

と世界遺産にたいして、切手のまめがクドクド解説するなんてオコガマシイことです。

切手を見てみましょう。

ご当地フランスでは2度発行があります。

カルカッソンヌ1938.jpg 1938年発行

カルカッソンヌ2000.jpg 2000年発行

2000年発行切手は横長にしたこと正解ですね。全景を画面に入れるなら

航空写真でしかかなわないでしょう。

「◯◯を見ずして死ぬことなかれ」によく似た格言に

「日光を見ずして結構と言うなかれ」というのがありますが

日光とはお日様の光ではなく「日光東照宮」のことですね。

良かった、こちらも世界遺産に登録されています。

日光には行ったことがあるので、「ケッコウ」と言ってもいいでしょうが、

カルカッソンヌには行ったことがないので、まだ死ねません。

いつの日か、やっぱり、自腹で行きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大胆なトリミング

 波瀾万丈の歴史をたどり、

今日では世界中のアートファンの聖地となっている「ルーブル美術館」です。

1993年ルーブル宮殿は美術館となって200年を迎え

それを記念したルーブル絵画切手をご紹介しています。

そんな中、とんでもないものを見つけました。

90-絵画切手.jpg ルーブル美術館200年

ガイアナ発行の小型シートの一枚ですが、ヤ!、ヤ!、ヤ!、何だこれ!!

と「!」を5つもつけてしまいました。

右上の切手にご注目ください。

まぎれもなく ラファエロの「聖母子と幼児聖ヨハネ」でありましょうが・・・

89-絵画切手.jpg

マリアさまの首、切ちゃってる!!!

大胆なことしますね。作者のラファエロ、これ見たら仰天するでしょうね。

ワタシ シーラナイ

このシートにはフェルメールの「レースを編む女」も入ってます。こっちは大丈夫でしょう。

アート切手蒐集の皆様、お見逃しなく。

追伸:フェルメールの「レースを編む女」はフランス美術切手でもご紹介しています。

 

フランス普通切手マリアンヌの実家

 絵画切手の名品をご紹介しています。

少しでも絵を大きく掲載するため絵画切手は大型になることが多いのですが

「ナポレオンの戴冠式」などは原画があまりにも大きすぎて

トリミングせざるをえません。そこで切手ならではの絵画が誕生します。

こんなことも切手コレクターならではの楽しみですね。

ルーブル美術館200年記念の絵画切手コレクションとして

ルイ・ダビッド「サビーネの女たち」を掲載しました。 (後日記:この切手はお陰さまで完売しました)

マリアンヌ1.jpg

戦争の仲裁にたつ勇敢な女たち、女性は平和の象徴なのでしょうか素晴らしいことです。

中央の白い衣をまとった女性の横顔にご注目ください。

郵趣家なら、一度は目にしたことがあるでしょう、フランス普通切手マリアンヌの横顔でもあります。

マリアンヌ2.jpg

このことは偶然お店に居合わせた、お客様のKさんに教えていただきました。

切手のまめ はひとつ賢くなりました。メデタシ、メデタシ。