2017年4月
スイス切手
1843年、スイスのチューリッヒ州は世界で二番目の切手発行国となりました。
他の州(カントン、ジュネーブ、バーゼル)も続き、スイス連邦として統一の切手が発行されたのは1850年(嘉永3年)です。その後国名のない無目打切手が1862年まで続きます。
無目打切手は全てマーヂンがせまく、ほとんど印面の一部がカットされ、2〜3マーヂンばかりで4マーヂンはたいへん高価です。
国名をHELVETIAと表記した目打入り切手が1862年に発行されました。
HELVETIAは「スイスの母」と呼ばれ、右手に槍、左手にスイス国旗を描く盾を持っています。これはSitting(座った)Helvetia切手と呼ばれています。そして1882年からはStanding(立った)Helvetia切手となります。
1907年以降、ウィリアムテルと息子(Tell boy)が多種発行され、1934年には最初の風景切手7種、翌36年には2次風景切手11種が発行されました。
伝説の偉人9完は1941年、49年建造物12完、60年に有名建築22完とロングセットが続きます。