ドイツのカフェ、切手と絵葉書
当ブログ5月20日に掲載しました「ドイツの門前広場、切手と絵葉書」の続編です。
先のブログではブランデンブルグ門から二階建てバスに乗って、どっか行っちゃいましたが、
今回はベルリンの目抜き通りウンター・デン・リンデン通りの当時の様子を見てみましょう。
まずは切手
1962年発行「古都ベルリン」より
この切手の見所は、とんがり屋根の中世建造物も魅力ですが、
右下、通りの名前の由来となったリンデン(菩提樹)並木を描かなくては風景になりません。
戦前の絵葉書があります。
当時のウンター・デン・リンデン中心部の地図もありますからご覧ください。
まったく説明するのに回りくどい 切手のまめですが、
本日の主役は カフェ です。
地図上で「カフェ・クランツラー」と「カフェ・バウアー」を確認できますか。
ようやく辿り着きました。一番見せたかった絵葉書がこれなのです。
地図と照らし合わせると(ただし上下逆ですが)人々の往来で賑わう大通りに面して堂々と建っている
2軒のカフェ、もちろん人気店で当時活躍した文人や政治家など著名人も通った記録が残されています。
その中のひとりに音楽家シューベルトもいたに違いない! と勇んで調べたところ、
彼の生没年は1797年〜1828年、カフェ・クランツラーの開店が1834年ですから、結びつけるには無理がありました。
負け惜しみじゃないけど、並木の菩提樹は彼も目にしていたはずです。きっと・・・。
シューベルトの代表作「菩提樹」は1823年の作品です。
やっぱり、無理がありますでしょうか。
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