ドイツの門前広場、切手と絵葉書
しばらく更新が途絶えていた当ブログですが、けっしてサボっていたわけではなく
むしろ一枚のアンティーク絵葉書を抱えて、これをどの角度から取り上げようか日々模索していました。
さて、今日の一枚です。
ドイツ、ベルリンの大通りウンター・デン・リンデンの要にそびえる ブランデンブルグ門と門前広場 です。
まずはブランデンブルグ門。ドイツ統一のシンボルとしてドイツを扱う映画の舞台や、
テレビのニュースレポートなどの背景にもよく使われるこの建造物は中世の竣工から今日迄、
まさにドイツの歴史を刻み込んできた象徴的な門です。
門の上では女神ヴィクトリアが四頭立ての馬車ガドリガを率い、勝利を宣言しています。
ベルリンがフランス軍に占領された時代では、ガドリガはナポレオンに持ち去れたり、
ナチスの時代では軍隊式のパレードの舞台となり、やがて迎えるベルリンの壁崩壊は
切手のまめ も当時のニュースを固唾をのんで見守っていました。
こんなこと書き出したら、紙面がいくらあっても足りないので、難しいことは歴史研究家にまかせます。
切手のまめ がこの一枚に注目したのは門前広場を走る二階建てバスです。
屋根付きバスと、二階がバルコニーよろしく展望台になったバスとが今すれ違ったばかりの
一瞬をとらえています。
ベルリン地区1973年発行 ベルリンの交通機関
こういうとき切手収集しててよかったと思います。
少々形式は違うようですが、古い写真ではよく見えない車体の細部は、切手で観察してください。
ボンネットが馬の顔のように長くのびた車体、
これを懐かしいと感じる御仁は当社の古くからのお客様でしょう。
方や、カワユイー!と感じる人は、切手のまめ が当ホームページでご紹介する
可愛い切手にも同感してくださいますね。
東西統一の史実から話はドンドン遠ざかっております。
女神ヴィクトリア率いる四頭立ての馬車ガドリガは門の上からこの先一歩たりとも動きませんが
バスはドンドン先に進むのです。
最後に二階建てバスの御本家切手をご紹介して、久々のブログ更新とします。
英国2001年発行 乗合バス150年
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