フランスの城、切手と絵葉書(1)
フランスのお城で有名どころをいくつか挙げよと、問われたら
すぐさま両手の指では足りないぐらい、名城がついてでてきますが、
きょうは、その中でも誰もが知っているあのお城をとりあげます。
まずはこちらをご覧ください。
ヴェルサイユ宮殿のアンティーク絵葉書です。
年代は不詳なのですが、フランス旅行の記念に求められたものと推測
宛名面には、ご本人の旅記録が万年筆で達筆に書かれています。(実逓ではありません)
空欄に、
右上:八月一日 ベルサイユ宮(千三) 何ト立派ナ◯◯ー!!!
文面はマナーとして読みませんが、憧れのヴェルサイユ宮殿に辿り着いた感動を
!!! として書き残されています。
左下:↓此処デ昼食ヲナス
フランス料理のフルコースでしょうね。ウラヤマシイ。
絵はがき蒐集家がこのブログを見てくだされば「そうか!」と得心なさると思いますが
じつはこれ「此処にいます絵葉書」なのです。
何のことなのか、知りたい方は
書籍 「絵はがきの時代」細馬宏通 著 青土社2006年発行
をお読みください。絵はがき史をおもしろく綴った、切手のまめ推薦の一冊です。
ヴェルサイユには切手のまめも行ったことあります。宮殿も庭園もスケールの大きさは日本人感覚の物差では
尺度が違います。園内を歩き回ってクタクタに疲れたことが思い出されます。
フランス発行の切手は1938年を最初に、その後1952年、1954年、1997年、2001年と5種あります。
その中から、2種をご紹介します。
1954年 発行
1997年 発行
1997年の切手はタブを含めると10cmもの横長切手です。
切手もスケールが大きいです。
トラックバック(0)
トラックバックURL: https://www.bopa.jp/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/69
コメントする