スタッフの日記
ゴッホコレクションより(パート8)
南仏 アルルの風景や風土にピクチャレスクを感じたゴッホは、芸術家が集う
芸術村を作ろうと構想しました。何人かの画家仲間を誘いましたが、
それに応じてくれたのはゴーギャンです。
「ゴーギャンの椅子」ゴッホコレクションより
喜んだゴッホはゴーギャンの為に肘付きの椅子を調達しました。
座面には灯した蠟燭と2冊の書物、この絵を見るだけでゴッホがいかに友の到着を待ち望んでいたかが伺えます。
共同生活は最初のうちはうまくいっていました。しかし互いの絵に対する考え方の違いがあらわになってくると
諍いの日々となります。このときゴッホが起こした事件は有名すね。
ゴッホの理想郷は、わずか62日間で、ゴーギャンの旅立ちとともに終わります。
椅子の蠟燭がゴーギャンの明かりなら、壁の灯火はゴッホ自身でしょう。
仲間を待ちわびるゴッホ自身の心の自画像かもしれませんね。
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